知床大冒険 〜海編〜 第5話 青空
冒険3日目
ー 夜が明けて
嵐に怯えて、一晩過ごした。
豪風が木々を通過する聞いたこともない、自然の轟音と豪雨でほとんど寝られなかった。
目を覚ますと、テント中で、無事生きていることにまずは、安心。
風で飛ばされたモノや被害を確認し、出発準備。
幸い、怪我人も大きな事故なく、流石と言える新谷さんとチームメンバーのチームワークの結晶であった。(チームビルディングに知床の自然は最高でしょう!w)
ー 沈黙の午前中
強風のため、出廷を一度考えたが、天気が悪化する予報でもあったので、出廷。
午前中は4時間、強風による高波の中一生懸命漕いだ。
・寝不足
・朝食抜き
・寒さと前日の心労
によって、体調も悪い上に、
かなり波が高く転覆しそうでビビりまくり、
寒さも変わらず、2度程度で精神的にかなりキテました。笑
なんとかこらえて、お昼休憩。
な、な、なんと、お昼休憩をしていると、
天気が良くなってきた!!!
青空が見える!!!
一同、マジ感動。
久しぶりの青空に気分も良くなり、お昼のラーメンは身に沁みた。
ー 気分ルンルン
青空の下、波も穏やかになり、やっぱり楽しい。
みんなの会話も弾む。
日本で2つしかない、海に落ちる滝の1つ
「カシュニの滝」
(もう一つは、屋久島のトローキの滝であり、そっちも行ったことがあります!)
前日の豪雨のおかげで、水量も多く見応え抜群!!
水量が多くて危険なため、滝の裏をカヤックで回るのは今回はやめておきました。笑
チラりと見える、知床岳
(登山道がなく、非常に危険ですが、7月に行く予定です。)
ー 秘密基地
本日の野営地。
知床半島先端近くの入江で、その昔、海賊も使っていたとか、、、
太陽が出ていたため、急いで前日の嵐で濡れた全てのものを乾かします。
(太陽、サイコー!! 太陽様様です。笑)
破れたタープ(テントみたいなやつ)もキチンと修復し、夕食作り。
夕食は、
「チキンカレー 〜大量、多様のスパイスを投入して〜」
1日ぶりのちゃんとしたご飯に一同、感動。
みんなで火を囲んで食べます。
今更ですが、知床はもちろん、電波など入らないため、
ラジオの天気予報を聞いて、気象図を書きます。
今後のため、僕も勉強します。
天気は良くも悪くもならないと言うことで、まあ安心しました。笑
夜遅くまで、前日の分を取り戻す勢いで、火を囲んで遅くまで語り合いました。
いやぁ、本当に昨日の嵐はすごかったと思うと同時に、
天気が良いって本当に幸せだな
とつくづく思いました。
知床半島先端、知床岬はもう目前!!
明日は、半島を超えて、羅臼側を冒険していきます!
どんな冒険がまっているでしょう、、、
続く。