知床大冒険 〜海編〜 第9話 半世紀差
冒険終了後 〜打ち上げ〜
ー 道東観光(deep)
ベースキャンプに戻って片付けをした次の日、
・予定より1日早く冒険が終わったこと
・今回の冒険は新谷さんも転覆して、死にかけたこと
などもあって、みんなにお礼がしたいとのことで、
みんなで温泉旅館に1泊することになりました!!!(わーーーい!!!)
網走にある、道立北方民族資料館や道の駅で美味しいしじみラーメンを食べました!
北方民族資料館は写真撮影禁止のため、写真は撮れませんでしたが、
・アイヌ民族(北海道)
・エスキモー(アラスカ周辺)
・シベリア大陸の民族
などなど、北方地域に暮らしていた or いる民族に関する、北海道立の立派な博物館でした。
個人的には、アラスカにも冒険に行った経験があったため、非常に興味深く、数時間ほど過ごしてしまいました。
ちなみに、
今回の冒険で使用したカヤックという舟は、アリューシャン列島に暮らしていた、アリュート族という、海洋術に非常に優れた民族が使用していた舟がルーツとなっています。
新谷さんみたいに、いつかシーカヤックでカヤックが生まれたアリューシャン列島の冒険に行きたいですね。
話は戻ってこちらが、「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」という道の駅で食べられる
しじみラーメン!!
久しぶりに、"ちゃんとしたもの"を食べたのでもう感動して一同無言で食べました。笑
ー "高級"温泉旅館
そしてそして、この後向かったのが、そう!
温泉旅館!!!
その旅館がこちら!!!
「セトせ温泉ホテル」
です!!
ボロじゃん。w
と思ったそこのあなた、何を言ってるんですか?
だって、
平らな床
風を防げる壁
そして、雨を凌げる屋根
があるんですよ!?(クドイようですがw)
一同、マジで本気で感動していました。
場所は、ここです。
電波の入らない秘境中の秘境にある温泉です。
陸に上がっても電波がないとか、この旅は妥協がないな〜と。w
ただ、見た目はアレかもしれませんけど、ここの温泉は最高です。
源泉掛け流しのアルカリ性の温泉です!
源泉温度が42.8℃ともう最高の温度なのです。
ー 71歳
素泊まりで、夜ご飯は自分たちで調理しました。
(女性陣がして下さりました。ありがとうございました。)
自炊道具は全て揃っているので、学生なんかには最高ではないでしょうか?笑
麻婆豆腐と冒険の食料のあまりでしたが、なんとメインディッシュに、、、
タラバガニ😍❤️
新谷さんのご友人から頂いのですが、なぜかと言うと、、、
実は、この日の2日前の5/6日が新谷さんの71歳の誕生日✨だったのです!!
なんと、僕と年齢差50歳!!半世紀!!
実は、サプライズだったので、新谷さんも喜んで下さりました😁
すごくないですか?
何がって?
71歳になっても現役でシーカヤックを漕いで、知床の厳しい海を年に何度も冒険。
そして、現在(6/21~)アラスカのアリューシャン列島冒険に出ています。
アリューシャン列島とはこの地域の諸島です。
無事に帰国されることを祈っております。
ー 経験は役に立たない
その後、夜更けまでお世話になった新谷さんやカヤック会社の社長の体をみんなでモミモミしたり、
新谷さんのリサイタルを開いておりました。
もちろん曲はこの曲、
『オホーツク旅情』と『喜びも悲しみも幾歳月』
どちらも海の男の唄で、オホーツク旅情は知床旅情がベースとなっている唄です。
カヤックでの冒険中、毎日、毎日聞かされていたのですっかり覚えてしまいました。笑(ああ、これを唄いながら舟を漕いでいた日が懐かしいです。)
どちらも美声なのでぜひ!
そして、最後に新谷さんの〆のお言葉を頂きました。
それは、
「経験を積まないと、経験が役に立たないと言うことは分からないのです。経験が役に立たないと言うのは、経験を積んだ人が言って初めて説得力を持つ訳でありまして、皆さんは経験を積んだことで、経験って役に立たないということを知ったのであります。これは非常に大事なことであります。」
という深いお言葉を頂きました。
思わず、何かうるうる来てしまいました。
この後は、夜遅くまで飲んで飲んで、、、みんな久しぶりに布団で寝ました。
僕は久しぶりに寝袋以外で寝たためか、
なかなか寝付けず、寝袋の方が寝やすいなと思いつつ、
新谷さんの歌のように素敵なイビキを横に眠りました。
明日はついに東京に帰ります!