知床大冒険 〜海編〜 第4話 死闘
冒険2日目
ー 出発
2日目の朝。テント内からの眺め。
4:00起床。
あれ?
青空バックのエモい景色を期待していたのに、、、
天気悪い。
風も気になる、、、
そして、メチャ寒い。気温3度。
とりあえず、気を取り直して朝食の準備。
一人だけカメラ目線ですね〜w
夜ご飯の残りの米と味噌汁を混ぜて、素敵なbreakfast.
It's a NEKOMANNMA.
ー 知床岬を目指して
その後、片付けして、テントなどを畳んで出発!
慣れていない上に、寒てく寒くて手が悴んで、準備が遅くなりました。
あー、寒いのぉ。
名所の1つ。
何が、有名かというと、滝に硫黄成分ムンムンの温泉が含まれており、
温泉滝なのです!
そのため、滝の近くの海水は硫黄成分が溶け出して白く濁ってました。
世界的にも珍しく、世界中から研究者たちが集まるそうです。
そう。ここまでは良かった、、、
天気が悪くて寒いけれども、風もそこまで強くなく、まあ行ける。
しかし、このあと、、、
ー 嵐
本当に突然、雨と強風が吹き始め、漕いでも漕いでもカヤックが進まず、
急遽、陸に上がって避難することに。
とりあえず、びしょ濡れになり、寒い中の雨と強風によって、手の感覚が無くなって
訳わからん状態になったけど、
なんとか、テント一式を内陸に立てられ、簡単なご飯を取ることに。
寒さが尋常じゃないため、体を温めるために大量の生姜を投入。w
とりあえず、様子を見ることにして各自、テントで休憩。
他のみんなは、3人で1つ。2人で1つのテントだったけど、
僕だけ1人。
経験したことのない、雨と風の強さにテント中でビビりまくって、一睡もできませんでした。
だって、
荷物も僕一人の人間(当時80kg)もテントの中にあったのに、
2回ほどテントがフワッと宙に浮きました。。。
「ヤバイ。」
「冗談抜きで、テントごと飛ばされてマジで死ぬ。」
「いや、これは笑えないやつ。」
マジで本気でそう思いました。
登山家が強風で亡くなるのは、テントごと吹っ飛ばされることがあるからです。
ちょうど他の人もテントから出て来たので、
少しは風を避けれるところに、みんなに手伝ってもらって、テントを移動しました。
テントを移動した直後の様子。(少し風が弱まったので、動画が撮れました。)
何とか立っていられる状態でした。
(このあと、更に嵐が悪化し、全員総出で食事の準備やテントの補強などをしなくてはならなかったため、申し訳ないのですが写真や動画がありません。)
この後、夕食を一応作りました。
強風で鍋の蓋が飛ぶため、蓋に石を置いたが、その石も風でずれて鍋に落ち、
夜ご飯は"ジャリジャリ"したスープを食べました。
そして、何とか就寝できると思ったその時、、、
ビリッビリッビリッ!!!!
なんと、新谷さんたちのテントが破れたのです。😱
急いでみんなで荷物をもち、更に内陸へと移動。
メインテントのため、食料や酒、全ての共同荷物があり、何往復も。
めちゃめちゃガンギまってました。笑
この時、
嵐の中で、即座にテントを修理する新谷さんがマジでカッコよかった。
何とか無事、テントを立て解散。
「明日、目を覚ました時生きてるかな?」
とアラスカ以来に真剣に心配しました。
テントごと吹っ飛ばされるんじゃないか、木が倒れて来て下敷きになるんじゃないか。
などなど、、、。
厳しい自然は覚悟していたけど、正直、想像以上で That's ENOUGH.
って感じでした。
明日には天気回復するといいな〜。
続く。